白い花の舞い散る時間著者 : 友桐夏
◆内容◆
顔も名前も知らないチャット仲間のアイリス、シャドウ、ララ、ミスティー、そしてミズキ。彼女たちが知る情報は、同じ塾に通う高校生ということだけ。そんな彼女たちがアイリスの呼びかけで、実際に会うことになった。オフ会の場は、人里から離れた古い洋館『ムラサキカン』。匿名性を保つため、新たな名を振り分けていくが、その場に現れたのは…?偶然か必然か、少女たちの運命は動き出す!2005年度コバルトロマン大賞受賞。
◆感想◆
初コバルト文庫です。こちら系の本は自分はまず読まないのですが、あちこちのレビューサイトにて異端な作品で、評価の落差が激しい問題作として取り上げられているのを見て読んでみました。
リリカルミステリーという副題通り、前半リリカル、後半ミステリと、この上なくはっきりと分かれている作品でした。コバルト文庫を好んで読む人にとっては相当衝撃的な作品なのでしょう。リリカルを求めて読むと痛い目に会う、という作品でした。自分のように、初コバルト本には全くもって向いていないです。
前半のリリカル部分は結構楽しめました。「これがコバルトかぁ」と少しコバルトの魅力にはまりそうになった所に、それを全て(いい意味で?)ぶち壊す後半のまさかの展開。
これは問題作と言われるのも無理はない。ただ、問題作がイコール面白いとは言い難い。後半のぶち壊しは衝撃ではあるが自分的にはリリカルパートでそのまま突っ走って欲しかった。ぶち壊せば良いってもんじゃ……。
辛口評価(6/10)
コバルト好きで、普通のコバルトに飽きつつある人にはお勧めかな。
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